里山だより ホシクサとタシロラン
- 宮内 泰之
- 2020年11月7日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年1月14日
恵泉で2010年から再生活動を行っている町田市小野路の田んぼで、
初めてホシクサ(ホシクサ科)を確認しました。
東京都レッドデータブックでは南多摩でNTランク(準絶滅危惧)に指定されています。 再生活動により希少種が復活したことは、とても喜ばしいことです。

今年は田んぼを3枚作りましたが、ホシクサが確認できたのはそのうちの1枚だけ。 その1枚の田んぼにはたくさん生えていました。
埋土種子(土の中で休眠していた種子)が発芽したのでしょうか? でも、去年はなぜ見られなかったのでしょうか?
湿地の植物なので、花壇ではなくアクアリウムで人気のようです。
花を星に見立てて「星草」というかわいい和名を持ち、
全体としてもユニークな姿をしているので、面的にたくさん植えれば、意外と人気が出るかもしれません。でも、水の管理が大変そうですね。
ホシクサ 町田市小野路2020年10月5日撮影
先日、仙仁氏にタシロランの問い合わせがあったとのメールを頂き、私の確認情報もお知らせしました。

タシロラン 町田市小野路2020年6月30日撮影

橋本氏によると、
「タシロランを養う共生菌は落ち葉や落枝を分解するキノコですので、タシロランが発生する場所へ頻繁にたくさんの落ち葉を捨てていると、タシロランも元気にたくさん増えてきます。例えば原宿の明治神宮等、落ち葉を毎回捨てている場所に毎年大量発生します。」
とのこと。
タシロランは、落ち葉が多いところに多く発生するのですね。
仙仁氏にいわく、
「里山でクズハキが行われなくなり、リッターが厚く積もっているところが多くなったので、今後も見かける機会が増えるかも知れませんね。」
私が確認したところも、落ち葉掃きの作業ができていないようなところでした。
里山管理が行き届かなくなっている今日、さらに増えそうです。
キャンパス周辺の里山では、
他にもアキザキヤツシロラン、サガミラン等の腐生ランを確認しています。
腐生ランを集めた花壇はいかがでしょうか?誰にも気づいてもらえなさそうですが(笑)
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